最長片道切符の旅3日目

プライベート

早起きは気持ちい

ドミトリーのため目覚ましは設定しつつも、潜在意識があるのかちょくちょく起きてしまい、結果的に目覚ましは鳴らさずに済みました。ちゃんと寝れてるのか心配。

夜行バス、快活×2ときてのベットはやっぱり違いますね。気兼ねなく足を延ばせる、寝返りできる。

とは言いつつも、昨日は熊本を歩き回った影響で太ももの筋肉が痛い。ダッシュとか瞬発的な動きをしたらはち切れそう。そして8キロのリュックで肩も痛い。ボロボロです。出発の準備はしてあったので、最小限の準備で宿を出る。

まだ暗いけど、駅に着くと明るくなり始めてきた。そして枕崎駅ではキハ147系(九州カラー)がお待ちです。朝は気持ちい。撮影しているうちにどんどん明るくなってきます。この電車は元常磐線の415系を彷彿させる車両で親しみを感じます。一番乗りで撮影し放題。とはいっても早く来すぎてなかなか車内に入れない。結局乗客3人程で出発。まずは西大山駅を目指しますが、隣の山川駅で長時間停車。すると、後続から乗り継いできた人たちが加わり出発。高校生利用が多いこと。一番列車に乗らなくても間に合ったっぽいね。

日本最南端の西大山駅

下車したのは一つ手前の大山駅。最終的に枕崎を目指すものの、電車がないので西大山駅で4時間ほど待機しなければならない。なので手前の駅から一駅歩いて時間稼ぎ。下車すると田舎特有の漬物みたいな匂い。と思ったら近くに漬物工場がありました。そして近くで停泊する船が波に揺れる音がすると思ったら、家畜が騒ぐ音でした。ただ道からはその姿は見えず、牛なのか豚なのかいまだに不明。

グーグルマップによると途中に青春18切符のポスターになった場所があるというので行ってみるものの、よくわからない。マップから見るに踏切だと思ったら線路をまたぐ跨線橋。上の画像に見えてる高架と線路が交わる部分。しかも、歩道がなく危険そうなのでそのまま進むことに。あたり一面はソラマメスナップエンドウらしき豆の畑がたくさん。そして、なんといっても開聞岳!!これは絶景。そして西大山駅が見えてくる。

駅には既に女性が一人。駅と開聞岳でたくさん写真を撮ると鹿児島方面の列車が。しかし、九州カラーじゃないのが少し残念。女性はそれに乗り去ったが、朝はどーやってきたのだろうか。そんなこんなで8時半には近くの土産店がオープン。しばらく見て回ると、再びホームに戻り駅ノートを書く。すると9時過ぎに再び鹿児島方面の列車。今度は九州カラー。満足。

4時間の乗り換え

さて、2本の鹿児島方面行き列車を見送り残りは3時間弱。

当初のプランとしてはレンタサイクルを借り、長崎鼻や砂蒸し風呂に行くことを計画していました。

土産店ではレンタサイクルができるが電動とはいえ自分にとってはそこそこの値段。さらに足の疲労もあり行くことを断念。となると、駅でひたすら待機。駅ノートを見ながら過ごしていると次々と観光客が車で来駅。常に人が来てました。さすがだ。

しかし、駅ノートを読み終わり、やることもなくなった。座っていたので体も冷えて絶望中。

ふと、隣駅まで歩けるのでは??と思いチャレンジすることに。これが意外と正解。田舎の匂いに包まれ気もちい散歩。しかし、すぐに足の疲労が限界に。ただ、行くしかないと思い進む。車は意外と通るが歩いている人など1人もいない。絶景を見て進みようやく「薩摩川尻駅」到着。

しかし、西大山駅よりも何もない。ただ、公衆電話はある。疲労は半端ないがもう一駅、もう一駅で結局、入野駅まで歩く。途中の開聞駅は昔駅舎があったらしく駅前は妙に広い。

しかし、今や訪れる人はトイレ目当て。10分ほど休む間に2人のおじさんが車で来てトイレを利用して去っていきました。景色はというと、開聞岳のド麓で何も見えず。

入野駅まで行くと開聞岳を通り越し、西大山駅から見たのと反対方向に山が見えます。この何もない駅で1時間。考え事をしたりボーっとして時間を潰しました。

列車が来た時の感動はエグイ。そして、最長片道切符のルート外なのでお金の節約にもなりました。

いざ枕崎へ

ド田舎だがに「西頴娃(にしえい)駅」でそれなりの人が乗車。そして、枕崎駅に到着。両替に新札が使えず、運転士が優しく対応してくださいました。こんなローカル線に新札対応の機器を導入するのにも費用対効果が得られないから大変だよな~。しかも、お金という政府事情なのにきっと補助金も出ないんでしょう?とにかく端っこの駅に来れて感動。

写真撮影を済ませ、お目当ての場所へ15分ほど歩きおさかなセンター。頭の中はカツオでいっぱい。しかしまさかのレストランが臨時休業で食べれず。朝におにぎり2つしか食べてないのに、、、時間は13時半だし。ショックすぎる。急いで近くのカツオ公社へ。食事はできないことは知っていたのでお勧めの店を店員に聞く。すると勧められたのは駅前の2店舗。しかも1店舗はLo13時半。必然的に行く店が決まる。しかしせっかく体に鞭打って歩いてきたのに、駅にトンボ返り。

訪れたのは「一福 枕崎の味処」さん。カツオ丼をいただく。丼のカツオは漬けっぽい感じだったのでカツオの味がよく分からない。そのためブエンガツオの刺身を頂く。さらにその日はスマガツオがあるとのことでハーフアンドハーフにしてくれました。ちなみにブエンカツオは普通のカツオの刺身のこと。魚の保存が必須だった時代に塩を使わずに生で食べていたことからこの地域では無塩カツオと言われるようになったらしい。

スマガツオは脂が乗り絶品。しかし、ブエンカツオはよく分からない。臭みが無いのが特徴らしいが、良くも悪くも本当にカツオの臭みがなく、物足りなさを感じました。

そしてブエンガツオは解凍したてで中心部は凍っていました。だから味を感じにくかったかもしれない。

そしてブエンカツオよりカツオのたたきのほうが少し安い。たたきのほうが手間賃かかってそうなのに。なんで??お店の方に聞いてみましたが納得の回答は得られず。

店を後にすると、飲み物を買うために駅前のスーパーを訪れる。すると、そこには枕崎産のカツオが半額になって置いてある。海辺の町だからと言って地のものが置いてあるスーパーって少ないけど、カツオって定番な上に、枕崎の漁獲量が日本一らしいから必然なのか。未だに、枕崎のカツオの良さが分からないので、まだ食していないたたきを購入。

食べる場所もないのでスーパーの前のベンチで食べる。箸もないので、素手で食う変な奴になりました。一瞬躊躇しましたが、思い切ってやるしかない。

すると、僕を見た男性が歩く向きをこちらに変え隣のベンチに座りました。コイツも観光客で、カツオを素手で食うのか?と冗談っぽく頭の中で実況していると。まさかのリュックの中からカツオを取り出す。まじかー、袋に入れた刺身を素手で持つのが恥ずかしいのは分かるけど、リュックに刺身はなんか臭くなりそうでやらなかったよ。にしても、僕のおかげで食べる場所が見つかってよかったな。同じ考えを持った人がいて安心しました。だけど、その方、MY箸を持参。食べる気満々だったんかい。こっちは素手で食べてるのが余計恥ずかしくなりました。

味は美味しかったですがカツオ特有の臭みはやっぱり少ない。自分は臭いカツオにショウガを付けて食べるのが好きなんだと自分を知ることができました。

枕崎の滞在時間2時間

食後は近くの観光案内所に入りバスの時間を確認。15時ちょうど発で1時間半で鹿児島中央に。電車だと16時ごろ発で2時間半で鹿児島中央に。料金もバスのほうが安い。そりゃバス一択だ。

しかしバスの出発は20分後、枕崎でやりたかったこと、それは枕薩線の廃線跡を巡ること。ネット情報では廃線跡が見えるというが、再舗装で消えてしまったのか、確認できず。ただ、ここに線路があったんだろうなと感じさせる直線的なスペースは確認できました。もっとじっくり探索したかったけど、急いでバス停に向かい乗車。座席は当然一番前の特等席。こんなに良い景色なのに同じ値段なのが不思議でしょうがない。ただ、事故ったときのリスクを背負ってますので。

ここでも新札が使えないので、両替してくれたお客さんに感謝。

新札使えない問題。田舎だと導入コストかかって大変だな。ただ、完全に新札が出まわったら不便な世の中になってしまうし。田舎のがんばっている鉄道会社、バス会社がかわいそう。どうにか、国の力で救済してくれないもんかね。

枕崎は2時間ほどの滞在でしたが忙しくて濃い時間になりました。

鹿児島市内の探索

明るいうちにやっておきたいことが、鹿児島車両センターの見学。昨日の指宿へ向かう車内で415系を見つけたので、それが見たかった。そのために、電車で帰ろうとしたけど、道からも見えそうなのでバスを選んで早いうちに鹿児島市に戻ったというのもバスを使った理由。案の定しっかり見えました。

明るいうちにこれてよかった。それと西郷隆盛が生まれた地。ここは特に何もなかったな、博物館みたいのはあったけど営業終了していたし。営業してても入ってないと思う。

一度快活クラブに入り、途中で抜け出して「鹿児島ラーメン豚とろ天文館本店」夜飯の豚そばを食べに行く。快活は途中外出可能なので助かる。近くの店は営業終了してたけど本店は夜遅くまでやってました。

久留米ラーメンの文化が入っていないので独自のラーメンが発展したといわれている鹿児島ラーメンだが結局とんこつにきくらげ。ただ、久留米、博多ラーメンと違い、色んな具材が入っておりジャンキー感があり、おいしかった。

それにしても、鹿児島めっちゃ都会だ。熊本もだけど、九州は博多だけだと思っていてすいませんでした。

駅前よりも、天文館周辺の方が栄えています。

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