最長片道切符の旅36日目

プライベート

津軽海峡へ向けて~五能線を進む~

本日はようやく北海道に突入します。まずは秋田駅9時44分の奥羽本線で東能代駅まで向かいます。

最初は乗客がいないと思っていたけど出発直前に思ったより多くの乗客が乗り込んできました。しかも若い人が多い。調べてみると近くに大学がありました。その大学の最寄り駅で多くの乗客が降りていきました。

東能代からは五能線に乗ります。ここで20分程の乗り換え時間があります。電車を待っていると秋田行きの「特急つがる」が来ました。小さい頃から図鑑で見ていた車両です。E653系に似ている車両ですがなんか違う。初めて生で見られて嬉しいです。それにしても秋田駅より北の駅は自分に取って未知の世界でしたが、そこに来ていることに興奮しています。

つがるに乗れば新青森駅まですぐ着きそうですが五能線で海沿いをノロノロ進みます。

奥羽本線に乗ると奥羽山脈麓の曇り空で心が悲しくなりそうですが、五能線は海沿いなので幾分か明るく気分も明るいです。

しばらくは代わり映えない景色ですが、少しすると海沿いを走ります。

ただ、民家も少なく空もどんよりで今までの路線に無い独特な雰囲気です。同じ日本海でも羽越本線とは違い、哀愁が漂います。

秋田と青森の県境前後では白神山地の方が白くキレイな雪山景色が見られます。

海だけでなく山の景色もキレイ。これがリゾートしらかみも走る絶景路線ということが納得である。

青森に入るとより一層海の景色がキレイです。

ウェスパ椿原。すごくインパクトのある名前の駅。何人かが乗ってきましたが駅前には不老不死温泉の宿のバス運転手がお見送りをしていました。たしか不老不死温泉は次の廬作駅が最寄りのはずですが送迎はこの駅になるんですね。

深作駅では大量のおじおば様がご乗車されます。数人しか乗っていなかった電車がおじおば様で一杯になり一瞬で車内が落ち着く祖父母の家の匂いになります。クラブツーリズムらしいです。

クラブツーリズム御一行は数駅先の千畳敷で下車されました。駅前にバスが停車していたのであのバスに乗るんでしょう。

この辺りからは岩木山がくっきり見えます。やっぱり海だけでなく山も見える。素晴らしい車両です。

そして海を離れると徐々に雪景色に変わってくる。

五所川原駅はよく聞く名前ですがこの駅で多くのお客さんが乗車しました。中国人と地元民が多いです。

五能線は中国人が多いかと思っていたけど五所川原ー弘前以外はいませんでした。

川部駅でスイッチバックして弘前方向に向かいますが自分はここで下車。

終点は弘前駅ですが五能線は東能代から川部駅までなので全区間走破したことになります。

この駅で弘前方面に行くか、青森方面に行くか分かれます。しかも五能線から弘前まで行くにはスイッチバックするので頭がゴッチャになります。乗り間違えに注意。

再度奥羽本線に合流

ここからは再びの奥羽本線ですがここからは内陸なので雪がすごいです。

この辺のどんよりとした空模様。これから北海道に向かうための難所、津軽海峡に向けて不安な心模様のようです。津軽海峡冬景色の歌がぴったりです。あれほど情景が浮かぶ歌はありませんね。

僕が中学生の頃位までは寝台列車もあったのに乗ること無く廃止になってしまったのが悔しい。同じ時代を生きていたとは思えない過去の事となりつつあります。

鉄道の難所と言われる中でも、青函トンネル、碓氷峠、上越線、奥羽本線あたりは歴史に重みがあり好きです。

最長片道切符のルート的には新青森からは新幹線で北海道に向かいます。連絡線について学ぶために青森駅にも行きたかったけど雪も積もっていて徒歩行動がしんどそうだったので諦めます。

新青森駅は最近の新幹線駅らしいキレイな駅でお土産屋さんもキレイに整備されていました。

ついに北海道新幹線

先人達の努力の結晶、多くの人を繋いだ青函トンネルをくぐっていきます。楽しみ-というよりは恐れ多い。光栄といった感情です。

車内放送でも青函トンネルについて触れていて大事にされているのが伝わってきます。青函トンネルに入る時間の目安も放送で伝えてくれます。

木古内で降りていさりび鉄道に乗るのもありだなと思いましたが、良い接続がないので新函館北斗駅まで新幹線で向かいます。

今度は第三セクターも使って国鉄路線を乗る旅をしてみたいです。

奥津軽いまべつ駅を出発していよいよ青函トンネルです。

入った!と思ったらまだでした。何回もトンネルに入るフェイントがあるのでいつからが青函トンネルか分かりません。しかし本物は違った。湿度が高いからか、トンネルに入った瞬間に窓が曇りました。これが青函トンネルと確信しました。

逆に青函トンネルを出るときは外が暗くなっていたので気付かずに、いつのまにかトンネルを出ていました。

北海道上陸

新函館北斗駅では20分の接続時間があると思っていましたが車内放送の聞き間違いで、写真撮影をしていたら函館ライナーに乗り遅れました。新幹線と函館ライナーはスムーズな接続ができるようになっているので次の電車までは時間があります。特急ならすぐ次の電車が来るんですけどね。

新函館北斗駅では初めて、特急北斗を生で見ました。図鑑で見ていた車両とは少し違いますが、JR北海道らしい車両に興奮。ディーゼルの轟音。かっこいいです。

ここからは桔梗駅まで乗車して途中で夜ご飯を食べ、快活クラブまで40分程歩きます。

麺家華月「華月味噌ラーメン」

雪が積もっているため、靴はビショビショ。

本州は明日からの寒波で大雪予報でしたが、北海道は特にそういったニュースはなし。大丈夫だろうと思っていましたが、明日乗る予定の根室本線は大雪による運休が決まっています。しかし昼頃までなので影響はなさそう。

五能線では途中下車したい。青森では青函連絡船の名残を見たい。次に行きたいところが増えていきます。

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