柱の負担するせん断力
図のような筋かいを有する骨組みに、180kNが作用したとき筋かいBCの引張力は100kNであった。このとき点Aの曲げモーメントの絶対値を求めよ。B点はピン支点、D点は固定支持、梁ABは剛体。柱はAB、CDは等質等断面で、伸縮はないものとし、部材の自重は無視する。

まず筋かいの引張力が100kNということは、筋かいの角度より、水平力80kNを負担していると分かる。よって2つの柱は残りの(180ー80=)100kNを負担している。ここで注意したいのは、2つの柱は柱脚の条件が異なる事から、負担するせん断力の割合が変わってくるということ。
ここでたわみの公式よりQAB、QCDの負担割合は1:4ということが分かる。よって100kNを1:4で負担するのでQABは20kNと分かる。しかしここで終わりではない。A点のモーメントはM=Q×長さで求める。よって60kN・m。
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