トラスの解き方
一級建築士試験において、トラスの問題はコツコツ確実に解けば絶対に解ける問題です。まずは、釣り合いの式から反力を求める。そしてトラスの最大の特徴は軸力しか生じない所です。これまでは、せん断力と軸力とモーメントが生じていましたが、軸力のみなのでとても考えやすいです。注意1
下記の図で水平、垂直部材は長さLとなっている。
求めたい部材を切るように考える。切れた部材にH①、Hc、Hdのように軸力を仮定する。あとは、モーメントや鉛直方向の力、水平方向の力の釣り合いを考えて求める。
下図のように、切り取った右側を使っても、左側を使っても同じ回答が得られる。なので、関係する力が少ない方を選ぶと単純になりケアレスミスが減る。今回はあまり変わらない。そして斜め部材の力は落ち着いて鉛直、水平方向に分解して考える。
基本的に引張を+、圧縮を-で表わす。そのため、Hは全て、引張（+）で仮定して、マイナスになったら圧縮力と言うこと。
- あくまで、接点のみに荷重が加わることを前提にしている。部材自身の重さは考慮しない。 ↩︎
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