E(ヤング係数)
ヤング係数は材料の固さを表わす指標になる。これは材料により決まっている。
I(断面二次モーメント)
断面二次モーメントは材料の断面形状によって決まる、材料の曲げに対する抵抗性である。これは断面の形状が分かれば計算により求めることができる。公式はよく教科書にも載っていますが、今回はその公式の成り立ちを説明していきます。
まずは長方形断面について。断面の中立軸から離れた位置に断面がある方が曲げにくいため、面積に距離の2乗をかける事で重み付けをしている。そのためH形鋼は中立軸から離れた位置に鉄骨を増やすことで、使用量を極力減らしたうえで曲げに対する抵抗を高めている。一方、弱軸(y軸)周りに関しては少し弱くなってしまう。

BD2/12はよく見る公式であるが、H形鋼など形が複雑なときは4a角の長方形から1.5a×3aの長方形2個分を引くことで求められる。その際、大きい長方形も、小さい長方形も軸の位置が一致していることが条件である。
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