一級建築士学科試験~概要~

一級建築士

一級建築士試験

一級建築士試験は年に1回開催され、1次試験と2次試験に分かれています。1次試験は学科(計画、環境・設備、法規、構造、施工)で7月の第4日曜日、2次試験は製図試験で10月の第2日曜日です。日程はあくまで例年の日程であり、東京オリンピックがあった年は学科試験が早まったりと、年によって若干の調整はあるので公式の情報を待ちましょう。

当然2次試験は、1次試験に合格しないと受験できません。1次試験に1回合格すると、直近5回の2次試験から3回選んで2次試験を受験できます。つまり、学科試験に1回合格すると製図試験のチャンスが3回ゲットできます。3回ある製図試験のチャンスで1回も合格できないと、もう一度学科試験から受験することになります。

まずは、学科試験に合格しないことには次に進めないのでまずは学科試験に注力しましょう。

試験の公式情報を発信する建築技術教育普及センターのリンクを添付しておきます。試験についてや過去問、合格率などの情報が公開されています。

一級建築士試験 建築技術教育普及センターホームページ

勉強方法

一級建築士の試験は建築に関する、幅広い知識が求められます。大学で、建築を専攻していてもしっかり勉強をし直さないと合格することはできません。ただ、授業でなんとなく聞いたことがある単語がたくさん出てきた印象であるので、しっかり勉強していれば4割くらいは初見でも取れるかもしれません。ここはどれだけしっかり授業を受けていたかにもよります。

感覚として、計画、構造力学、環境設備は大学でしっかり勉強していれば比較的楽かも。ただ、構造文章、施工は知らない事ばかり。法規は毎年法律の改正があるし、時間内に解くことを考えると、試験のための勉強が必須になります。

そして、資格学校でよく言われること。「構造と法規は得点源」これは事実です。この2つは新出問題が少ないです。計画(特に建築作品)は新しい事が無限に湧いてくるので、覚えてもキリがないです。しかし、構造力学は解き方を覚えればずっと同じ。構造文章も重要なところは同じなので比較的覚える範囲がわかりやすいです。法規に関しては回数をこなせば解けるようになります。僕は5月中旬くらいの模試で法規は時間内に解き終わることができず、15点/30点ほどでしたが、そこから1ヶ月とにかく問題を解いて次の模試では28点とかをとり、時間も10分くらい余りました。

とにかく、構造と法規は得点源、これは事実。これを信じて勉強を頑張って下さい。最後の1週間まで諦めなければ絶対に伸びます。学生だと、資格学校の模擬授業とかを聞く事もあると思いますが、絶対に講師はこれを言います。僕も納得しました。

計画や施行はほぼ暗記と感覚。なので時間をかけてコツコツ覚えて最後に追い込んで詰め込む。感覚とは計画の細部寸法等、手すりの高さや、ドアノブの理想的な高さや車椅子の寸法など感覚にたたき込むと覚えやすいです。実際に実物を見られるのであれば見学すると頭に残ります。頭じゃなく体で覚える!

これから各教科の具体的な勉強法を述べていきたいと思います。

これらの情報は2024年11月30日時点の情報です。

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