一級建築士勉強~計画~

一級建築士

はじめに

今回は、1級建築士学科試験の計画科目の僕が実践していた勉強法について書いていきたいと思います。今回は計画科目について詳細に書いていきますが。試験についての全体像や、全体的な勉強の仕方などは過去の記事に書いてあるのでそちらをご参照下さい。まだ、記事も書き始めたばかりで記事数も少ないので、「一級建築士勉強」の記事を遡っていただければ10分もあれば全て読めてしまいます。

まだ、記事を書き始めたばかりで書式等がまとまっていませんが、これからブログ自体も見やすく整理していきたいと考えております。

準備

過去にも書いていますが、計画については合格ロケット、建築作品集、模試、ミカオ建築館(YouTube)、3年前の資格学校の重要ポイントをまとめた本、以上5つを活用して勉強しました。

⑤は無くても問題なしだが、他は重要。

合格ロケット

まずは試験の全体像を掴むこと。とにかく、合格ロケットの○×問題を解きまくりました。8年分解くとどんな問題が出るか、試験の範囲が見えてきます。そして、初めは全く分かりません。初見でも余裕で分かる問題もありますがほとんど、分かりません。分からない問題はとにかくノートに分かるようにまとめていく。何度も、何度も繰り返しとくと答えを暗記してきます。これでOK、どんどん分らないをなくして過去問を完璧にしていきました。1ヶ月で8年分をほぼ完璧に、また1ヶ月で7年分をほぼ完璧に、また1ヶ月で5年分をほぼ完璧に、計20年分をほぼ完璧にしていきます。すると、「これはどうだろう」という疑問がたくさん出てくると思います。自らネット等で調べていきました。

正直最初は全く分かりませんし、計画科目は暗記していないと解けない問題が出てきます(とくに建築作品)。ただ、分からないところは暗記していきましょう。

本番は4択で誤っている枝を選びます。3枝が分からなくても、間違っている1枝を見抜けば○です

逆に、1枝分からなくても残り3枝が正しいと確信すれば○です。

分からない枝には新しい問題が出されます。つまり、過去問を解ければ少なくとも足切り点は取れるように試験問題は出来ています。

全ての枝が初出題の問題は皆解けません。ボーナス点くらいの感覚です。このような問題は満点を取らせないための鬼問題ですので解けなくてもご安心下さい。

そのため、過去問完璧にすることが大切です。

建築作品集

これは4月の勉強開始と同時にコツコツ進めていきました。ネットで見る情報だと建築作品は難問なので直前に詰め込んで分からなくても問題ないという人がいます。ここは何とも言えないです。近年は建築作品の問題が減ってきているので問題ないけれど突然めっちゃ出てきたら多分、足切り点が大幅に下がると思うし。

ただ、コツコツ進めていきました。特に歴史的な建物は時代ごとに、流れを意識した上で覚えると良いでしょう。僕は全てルーズリーフにまとめていました。書いて覚えるタイプなので。

おすすめの動画が1つあります。「教育的ウラ指導」の庄司さんの出している日本の神社建築から茶室建築くらいの時代をまとめている動画です。これを見て、同じように海外の教会建築を時代の流れで覚えていきました。おかげさまで本試験では確実に1点は稼げました。

同じように、集合住宅建築も時代で覚えると覚えやすいです。戦後住宅難→コンクリートアパートの普及→郊外型団地→人口増加→老朽化によるリノベーションなどといった感じ近現代の建築は見に行くと記憶に残ります。赤羽にあるURの博物館はおすすめです。

模試

模試は総合資格と、合格ロケット、どちらも有料で合計8試験分くらい解きました。

模試は、実力チェックです。分からないところを把握するために使うので全然解けなければまだまだ、勉強しきれていないということ。計画はとくに新出問題が多いので分からなくて当然。しかし復習はしっかりして、本番で出てきたら確実に得点できるようにしましょう。この模試に向けてここを完璧にしようと思ってモチベーションを上げていきましょう。完璧にした分野がしっかり解けていれば◎。と割り切る。6月中旬でも結果は出ませんので、試験当日までギリギリまで諦めないことが何より大切。最後の最後に伸びます。これ事実。

最後の方は、ある程度解けるようになっていましたが、新出問題を解いて知識の引き出しを増やすのに有効でした。

ミカオ建築館

ここではYouTubeで試験範囲の確認をしつつ分野ごとに学習していくので今後の勉強の骨格が出来上がって行きます。これは過去問8年分程解いて試験の全容を把握してから(5月~)の方が効果が上がります。動画を見ながらルーズリーフにまとめていきます。これを見ると、どこまで勉強すれば良いかの試験範囲がぼんやりと見えてきます。また、動画を見た後に過去問を解くと、「これやったな」と言った風にスムーズに解くことが出来ます。分からなければもう一度見て復習すれば良いのです。

3年前の資格学校の重要ポイントをまとめた本

これは赤い文字で答えを隠せるタイプのやつ。これははっきり言って意味ありませんでした。情報も古いので信じ切るのも危険。また、本当に重要ポイントだけなので、自分でまとめたルーズリーフの方が圧倒的に量と質は良かったです。

ノート(ルーズリーフ)をまとめる

5月くらいからルーズリーフに分からないところをまとめていきました。それも分野ごとにまとめることで気になったときにササッと復習できます。(身の回りの寸法について、町作りについて等)

これは試験当日に持ち込み試験開始直前まで読み込む資料になります。いままで解いてきて分からなかったことをまとめているので最後の最後に見ます。

割り切りも大切

何回見ても理解できないところは最終的に無理矢理、試験直前に暗記しましたがそれ以外は、理屈から理解するよう意識していました。ただ、どうしても理解できない、覚えられない所は割り切りました。僕の場合は、都市計画の法案系(特定街区制度だの、一団地認定など)案の定1問出題されましたが分からず、、、ただ割り切っていたので特に問題なし。メンタル的にもノーダメージでした。

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