水郡線常陸大宮駅
本日は水戸駅からのスタート。
最初は水郡線で郡山駅の一つ手前の安積永盛駅まで向かいます。
用事があったので10時22分水戸発の遅めのスタートになります。この電車は常陸大宮行きですので結局は後続の常陸大子行きに乗り換えることになりますが、せっくならローカルの駅で降りてみたい。
広島は備後○○、岡山は美作○○、千葉は上総○○、安房○○のように駅名に地域名の枕詞が付く地域があると田舎だなと感じる。まさか地元茨城にも常陸○○多様のローカル線があったとは、盲点でした。
常陸大宮駅では大宮駅の横に下車印をもらう。この常陸大宮駅、新駅舎の工事中です。新駅舎は現駅舎の隣に建設中ですが、ほぼ出来上がっています。昔ながらの木造駅舎の隣に新駅舎。同時に見られるのは今だけです。
地下通路も作っててけどこれは、改札内用かな。東西自由通路になるのかは分かりませんでした。駅の反対に行くには現在は跨線橋があります。歩くだけで揺れますが駅構内の写真を撮るには良い場所です。

常陸大子での足止め
水戸から来る次の電車で常陸大子駅まで向かいます。常陸大子駅では30分の接続時間があります。
と思っていたらまさかのミス発覚。30分後の電車は土日祝のみの運行のため、今日は運休。3時間も待つはめになりました。想定外すぎる。水戸から郡山に抜ける電車はごく僅かです。
待合室でじっとしてても仕方がないので、少し駅前を散歩します。駅前にキレイな建物があり、地域のお土産等を販売しています。気になったので覗いてみると2人の従業員とガッツリ目が合い、慌ててその場を離れます。客が自分だけの店で何も買わないのに入るのが気まず過ぎました。というか申し訳ない。
しかし歩いても何もない。昔は栄えていた感じのする商店街だが、今は明らかに時代に取り残されている。
再びお土産店まで戻り、覚悟を決めて入店してみる。案の定、店員が話しかけてくる。買う気のない商品の説明を始めるのかと思いきや、2、3階にあるフリースペースについて教えてくれた。
お土産に興味ある感をだしつつ、さらっと2階へ上がる。そこではマダムが談笑している。それにしてもこの建物は新築の木の良い香りがする。
もう一つフロアを上げると、別のマダムがお茶会を開催中。食べ物を持参しているので本当のフリースペース。下の店で何かを買う必要もなさそう。そのまま3階の椅子に座る。
この建物について調べると、完成1年未満。さらに、フリースペースはコンセントも完備。窓際のカウンター席を確認すると確かに実装済み。Wi-Fiもあるので便利すぎる。窓からは駅も見える。ベストポジション。マダムの会話をボーッと聞いていると徐々に眠気が。室内はぽかぽかで音楽も流れている。気付いたら10分程寝ていました。その間にマダム達もいなくなってる。
起きた瞬間に寝坊したかもと思ったので結構シャキッと目覚めました。しばらくすると下から数人の足音が上ってきます。中学生らしき人3人と、引率の先生2人、地域のおばちゃん。学校行事かなにかで街の歴史について話を聞く会が開かれていました。
特にすることもないので聞き耳を立てていると、非常に興味深い話を聞ける。その方が、こどもの頃はどんな街だったか、商店街が賑わっていたとか、子供が多かったとか、昔は貨物の取り扱いがあって駅前に丸太が沢山あったとか。
目の前に駅を見ながら昔を想像する。こんな貴重な話が聞けるとは。

駅前の店は昔から営業しているらしく、その他にも過去に繋がる遺構が残っているかもと思い、昔を想像しながら再度駅前を歩いてみることに。もっと話を聞きたかったが、電車の時間も近づいているので切り上げて、駅前を見に行くことに。
こんなに貴重な経験ができたので、思わずコーヒーをテイクアウトさせていただきました。
駅前の店、確かに年季が入ってる。常陸大子駅は水郡線の中では大きい部類。改めてみると留置線も多く、水郡線の拠点となっている。マップを見ながら散策すると、マップの設定を航空写真に切り替えたときに、あることに気付く。転車台らしき円が映っている。
線路を越え、留置線がよく見える場所に移動すると、確かに転車台でした。まさかこんな所で見られるとは。予想外の途中下車もありですね。最初は電車がなくてイライラしていたけど、収穫が多くて大満足。
常陸大子ー安積永盛
時間もないので急いでホームに向かいます。何だか駅員さんが6,7人ほど待機している。こんな田舎の駅にこんなに多くの駅員がいることに驚きます。確かにJRの寮もあったなとか思いつつ。車両整備施設もあるし従業員は多いのかなと思いつつ。
今度来る車両は切り離し作業があるらしいです。水戸から来た4両編成は先頭のみが郡山に向かいます。
切り離す瞬間を見たいけど、いつ発車するか分からないので車両の中から見守る。
先頭車の扉が開いたまま、後ろ3両がバックして切り離すパターンでしたので外から見る余裕もありました。
新幹線は発車ついでに切り離すから、そのパターンかと思ってたのに。
1両短いなと思っていたけどちょうど良いサイズ。全ての客が余裕を持って座れる乗車率。
安積永盛に着く頃には暗くなっています。予定ではもっと進んでるはずだったのに。まだ、水郡線しか乗ってないし。。。実は備後落合並みの難所だったかも。
安積永盛で下車しましたが、お隣の郡山に行く高校生が徐々に増えていき、安積永盛でも大量の高校生が乗車しました。というか寒い。ようやく東北に来ました。やっぱり北は寒い。
次の郡山行きは東北本線。昨日松岸駅で見た光景です。安積永盛ー郡山間は水郡線と東北本線が並行しているためどちらに乗っても行き来ができる。
満員の水郡線を諦め、次の東北本線に乗る高校生もいました。
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新白河行き、黒磯行き、小田原行きに乗り換えて宇都宮で下車。ここから小田原まで戻れちゃうのか。鉄道網の充実ぶりを実感します。

ここでは宇都宮餃子を食す。駅ビルに入っているけど対面になって2店舗ある。どっちに入ればいいんや。と思っていたが、片方は定休日のため自ずと選択肢は決まる。「宇都宮みんみんステーションバル」こっちはバルと書いてあるので酒飲み向けなのかな?酒は頼まなくても全然受け入れてくれます。
味は普通に美味しいです。でももっと美味しい餃子を食べたことある気がする。ニンニクの臭さを出さないように旨みだけ入れました的な事書いてあったけど臭さが良いんじゃないの?

浜松餃子もだけどガツンと来る感じが足りない気がする。
気を取り直して、宇都宮線で小山、両毛線で本日の宿、新前橋駅まで向かう。「新」と付いているので新幹線駅かと思いきや新幹線は停まらない。
新幹線は少し先の高崎に停まります。数日前は高崎の隣の倉賀野で宿泊し、今日も高崎近くの前橋で宿泊。なかなか高崎にたどり着きません。
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